ロードバイクディスプレイスタンドの種類と有用性

ロードバイクディスプレイスタンドの種類と有用性
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ロードバイクをインテリアとして ディスプレイスタンドの有用性

ロードバイクは購入する際、性能と見た目の2つを重視する方は多いと思います。
特に見た目というのは、室内置きしている際に眺める事で所有欲が満たされる事も重要なファクターです。

まさに「趣味と共に暮らす」。女性ウケのよろしくない趣味をオシャンに仕上げるのに是非悩んでおきたいですよね。

今回は、ロードバイクをあえてインテリアとしてみた際にどう展示するかについて、ディスプレイスタンドの種類と共にご紹介。

ディスプレイレイアウトを決める前に事前に気にしておく5つの事

観葉植物のように、または絵画の用におしゃれにおきたいところですが、いくつかの理由によって好きに置くのは中々どうして豪邸でもない限り厳しいですよね。
なので、まずは下記5つのポイントを考えてみてください。

外からの動線とスペース

部屋のココにディスプレイスタンドとロードバイクをおこう、と決めたはいいもの、お外に出すのが面倒であったり、メンテナンスが可能な場所に移動する際にどの程度ユーザビリティが悪化するのか。

特にスペースが狭い、外に持ち出しにくい場所へおいてしまうと、肝心なライドの際に億劫になっちゃったりするので注意。また、うまく向きも考えてあげるとベスト。
室内で無駄な動きが増えると、絶対どこかでフレームとかホイールとかぶつけます。

動きが少なく、且お外へ出やすい場所を探しましょう。

地震対策

地震大国ニッポン。東日本大震災から10年が経ちましたが、いまだに余震と思われるものも続いていますし、地震がない場所等ないと言っても過言ではない。

大きい地震の時にロードバイクやMTBを外に連れ出すかどうかも悩むところですが、まずは安全確保を最優先に考えるとディスプレイスタンドから倒れてこない、落ちてこないが大切。

また、万が一ディスプレイスタンドから倒れた・落ちた時にカーボン素材のものが破損しないのか、落ちた先にあるものが破損しないのかという点も考慮するべきです。

汚れ

ライド後にタイヤやダウンチューブ・チェーンステーなんかに付着している汚れ。マメな人であればきちんと玄関やお外で拭いてから入室すると思いますが、疲れ切っている時なんかにはそのまま持ち込んで部屋の中が汚れちゃうなんてことも。

可能であれば拭く・掃除するのが一番ですが、できない時の事を考えておくと良いかもです。

ロードバイクやホイールの数と形状

台数によって、どういった形状のディスプレイスタンドを導入した方がよいのかは大きく変わります。例えば複数ホイールをその日のコンディションやロケーションで変更する場合、ディスプレイスタンドそのものにホイールをかけられる方がベスト。

ディスプレイスタンドの引っ掛ける部分やハメる部分の形状と、ロードバイクやその他自転車のフレーム形状、寸法なんかも考えて決めましょう。(特にミニベロやエアロロード)

部屋の壁に施工が可能かどうか

勝手な施工はスーモも助走をつけて殴ってくるレベル、なんて冗談はさておき賃貸は原則壁に穴をあけられません。

許可を取って、退却時に現状復旧費を支払う前提であれば可能かもしれませんが、6年以下の場合結構な金額の現状復旧費が請求されます。

逆に、戸建て一軒家の場合は穴開けしちゃった方がユーザビリティがよくなる可能性もあります。

ロードバイクの室内ディスプレイ方法

直置き

別名漢置き。人目も外聞もユーザビリティも一切気にしない。ソコにあればそれでいい。

そんながさつともいえる貴方には滑って倒れないように、何かしらで抑えておくことと汚れ対策は実施した方がよいです。
1例として、スマートトレーラー用のマットを下に引いておく(滑らない素材)や、輪行袋のような保管用カバーをかぶせてあげるといいかもしれません。

粗雑に置かれているのも、室内が綺麗に整っていれば「あえて」の印象を残す事ができ印象的です。

 

DIY or 初期設計

なんでもそうですが、多様な要望に応えるためには一点ものを作成してしまうのが一番。

DIYであれば、テレビの上の空間や玄関の壁、階段の壁なんかをロードバイクディスプレイ空間に活用できる柔軟性があります。また、部屋の装飾にあったデザインを追求できる。
複数台持ちや、ホイール・ヘルメット・ビンディングシューズ等もかける事が出来るものを作成できるのもメリット。

ただ上手く作らないと安定性に欠けるし、制作が好きなのであればともかく、そうでない場合はとても面倒。
安定性の面で考えると、下になにかある場所に作成するともし万が一落ちた際に確実にロードバイクもテレビ等家電もご臨終します。

ちなみに賃貸の場合は壁に穴をあけることができないので、基本的には2×4(ツーバイフォー)の角材を利用して支柱を二本作って、そこに木の板を打ち込むような形になります。

最低限必要な部材は、①木材 ②バイクフック ③ディアウォールorアジャスター の3点。
木材はホムセンでカットしてもらい、バイクフックを自分で打ち付けてディアウォールorアジャスターを装着し設置の3STEPです。

バイクフックの種類は二種類オススメがあって、通常タイプのミノウラ製の横かけタイプの物とステディラック社製の縦かけタイプのもの。

ミノウラ製の普通のフックはこちら。

また、ステディラックは、壁に取り付けた収納部に縦にロードバイクを収納する事ができ、ドアのように角度を動かす事ができます。
イメージがわかない方は動画を見るのが一番わかりやすいはずなのでご覧ください。
(2×4材DIYの方法がわからない方もご参考に)
場合によっては、かなりスマートに保管できるのでオススメです。

 

ステディラックの購入はこちらから

ここで紹介したのは、最低限の簡単な部分ですが是非皆様は工夫してオシャンなレイアウトで色々と作成してくださいね!
インスピレーションを沸かせたい時はインスタグラムで #ロードバイク収納 だったり で色々でデザインをインプットしてください。

 

そしてロードバイク収納を考える上での一番の理想形は、戸建て住宅注文時にレイアウトを自由自在に決め込む形。
その場合こんな素敵空間も演出できちゃいます。いつか叶えたい夢ですよねえ。

 

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ディスプレイスタンド

3つ目は既製品になっているディスプレイスタンドを活用する方法。この方法だと、少し場所は取りますが当ブログでおなじみのお金で殴ってしまえばいいという形式ですみますし、ホテルや施設に設置できるように洗練された見た目の物がほとんどです。個人的には汎用性があり、万人におすすめできるのはディスプレイスタンドを活用した方法。

さて、一重にディスプレイスタンドと言っても横置きor縦置きがあります。更に、ポール式やスタンド然とした自立するもの等々様々な選択肢があります。

今回は全て紹介すると大変な事になるので、オススメできそうなもののみをPICK UP。

自立型スタンドタイプ1(縦置き)

賃貸・ロードバイク1台のみディスプレイしたい場合の選択肢として。おそらくロードバイクのホールド力は今回の記事の中でも随一だと思います。私は現在こちらのタイプを使用。
利点は、縦置きなので場所を取らない・ホールド力と重量により耐震性能は高そう・横置きも可能といった所です。見た目もそれなりにスマート。

オススメはiWA(丸八工機) 室内保管用縦置きスタンド A01VCycleLocker (サイクルロッカー)CS-650です。
どちらも高評価で、サイクリスト向けの宿にも使用されており、Amazonレビューも高評価で日本製というのは安心感がありますよね。

私が使用している丸八工機製ディスプレイスタンドは前輪リム部をストッパーでひっかけるタイプのもので、後輪は溝が切ってある部分に押し込む形になっています。
もう片方の、CycleLockerはペダルを利用してストッパーにしているタイプで後輪が滑ろうとするとペダルで止まり、ペダルが動こうとすると後輪がストッパーになる原理を利用したもの。

金額は少し高いですが、しっかりと保管したい方へ。

自立型スタンドタイプ2(横ひっかけ)

タイプ1に比べて、2台ひっかける事ができるスタンド。いかんせん壁に2×4材云々を信用していない方や、ホムセンが近くにない方、移動する可能性が出てくる方へ。
但しでかくて重くて(10kg強)高額なものばかりです。

オススメはミノウラP-500AL-6S ペアスタンド。
2台式だと特に安定性が重要になってきますが、他社製やミノウラの別製品と比べても良いものかと思います。(とはいっても、2台だと重心の関係で地震の時のグラつきは不安要素)
脚の開き具合や、ひっかける部分の角度なんかも変えられるので目的にあった使用方法ができる。また、軽いメンテナンスにも使用可。

ポールタイプ(横引っ掛け)

こちらも2台搭載可・比較的簡単に設置可能できます。また、引っ越しや設置場所を変えたい際にも便利。木と違って知らない間に腐る事もないですし、より工場っぽいイメージのレイアウトには最適。

但し、やはり天井へかなり力がかかるようなので使いにくいかもしれません。
以前ポールタイプの衣装かけつかってましたが、しっかり倒れない所まで力をかけると天井が浮くんですよね・・・。天井を養生なり補強する手段があれば楽でいいと思います。

MINOURA(ミノウラ)

メタルラックタイプ

メタルラックに中空部を設け、そこにフックで吊るすタイプの物。実用性◎デザイン性◎、バイク自体の安定性に疑問を覚えるところ。
特に、吊るすタイプはホイールリムへのダメージが気になりますが許容できるかどうかが肝心。
サイクルアイテムと一緒に管理したい場合にどうぞ。
ラックそのものは安定性高そうですし、その他目的使用のメタルラックの横に並べることで収まりがいいはずです。

メーカサイトリンク

 

スマートトレーナー

究極の実用性を追求した結果。

見栄えよくおけて、かつ安定性もあり雨の日や外を走るのが嫌な日はそのままズイフトができる実用性も。

但し複数台持ちの場合使用は厳しいかもしれません。お金や場所もかかるので貴族の道楽感がある。

友人や異性が自宅に訪問した際には、スポーツをしている人という好印象がよりしっかりと刷り込まれることでしょう。

メンテナンススタンド

本来の用途とは異なりますが、とりあえずの仮置きであればよいと思います。

但し、高価なものでない場合は安定性に欠きますし、やはり複数台持ちの場合は厳しいケースも。前輪が付くタイプの場合は汚れも気になりますよね。

その代わり、本当に仮置き程度であれば安価に導入は可能です。

 

 

おわりに

ともかく、倒れてこない事を一番に空間全体のマネジメントを考えてロードバイクを設置してあげると、よりバイクがバエてかっこよく感じると思います。

そして納得いかなければ自分で作成するのが一番です。

ちなみに4台とかの自転車保有者の方は、ばる@barubaru24 さんという方の「メタルラックで作る4台用ディスプレイスタンド」という記事も参考にされるとよいかと思います。

まあそこまで来たら戸建て住戸でガレージにサイクルラック(コンビニとかでおいてあるやつ)でも置いちゃった方が色々解決しそうではありますが・・・。