サイクルウェアといいたらASSOS(アソス) 僕が冬の小物をオススメする理由
- 2021.01.23
- インプレッション-ウェア関係
- ASSOS, サイクルウェア, ロードバイク
さて、しつこいくらい毎度冬はASSOSですとアピールさせていただいておりますが、特にASSOSブランドが効果を発揮する冬の小物についてざっとインプレを述べていきたいと思います。まあ何がどういいのってのを忖度なしに。
今回は、私が購入したことある物のみになります。
Q:ASSOS(アソス)って?
ASSOSはスイスブランドのサイクルウェアメーカ。ハイパフォーマンスウェアメーカとして、こちらも「Rapha」と対比される事が多いです。歴史は端折りますが、1976年創業。
常にライド快適性・高機能性を求めて試作品を実に2桁以上作成する意欲っぷり。プロ業界でも非常に有名かつ愛用者が多く、選手自腹でスポンサー提供品からシャモアパッドだけ入れ替えたりするようなある種駆け込み寺。
全体的に金額が高く、おそらくRaphaを常用している人でも中々手を出さない金額帯かもしれません。
しかし、スイス製という確かなものつくりのブランドも合わさって「いつかはASSOS」という憧れの的になっている部分もあると感じています。
個人的には、物凄く冬に強いメーカだと感じています。
スイスってフランスとそう変わらない緯度なので、より厳しい冬ライドに耐えることのできるものを製造しているんでしょうね。(日本だと北海道最北端より少し上だが、平均気温的にはそこまで低くはない様子。)
サイクルウェアにASSOS箱推しの理由
CLIMAコードによる各温度帯の把握しやすさ
3段階のCLIMAコードにより、どのシーズンに適した製品なのかがとてもわかりやすい。
パールイズミだとシーズンタグがあるので、そんなに凄い事?と思うかもしれませんが、以前記事に出した「おしゃれ季語を探せ」でもあるように、中々海外メーカでこういった細かい気づかいを行っているメーカあまりありません。
しかも、3段階のCLIMAコードの上には極寒時用の【ULTRAZ】まで用意されています。
ただ、全ての製品ではないので注意。新モデルのものは大体入っていますが、中にはWINTER or ULTRAZ WINTERで分けられているだけのものもあります。
優れた機能性
ASSOSは、ASSOS特有の素材・技術を全ての製品に適用させているわけではなさそうで、製品によってかなり変わってきます。(割と色々なメーカサイトみてると、そのメーカが生み出した一つの技術を使いまわしている)
これにより、CLIMAコードによる適切な季節対応配置やレーシング用なのかエンデュランス用なのかがわかりやすく、また幅広い対応力を生み出していると感じています。
なので、高いものの結局ASSOSを買っちゃえば大抵の悩みはどうにかなるという安心感もあります。
特に冬の小物は全体的に厚さを抑えており、軽量なので邪魔にもならない。デザインについては一昔前のモデルはダサかったのも多いようですが、最近はまあまあオシャレ。
今回は趣旨外につき省略しますが、この機能性という意味ではレーパンのシャモアパッドは業界随一のようです。
修理プログラム
長く使えるようにと、ASSOSスイス本社工場にて一部例外はあるものの修理を実施してもらえます。
修理費そのものは無料で、本社と販売店との運送費だけだそうで・・・。高いものだからこそ、長く使いたい。そんな需要にこたえる事の出来る体制は素晴らしいですよね。同じ製品を購入することが可能です。
また、購入後3か月以内に落車等で破損した場合、50%の金額で同じ製品を新規購入できるプログラムもあります。
※ただし、WARRANTY CARDと購入日がわかるレシートが必要。また、もしかしたら購入店によっては出来ない可能性があるので、ASSOSプロショップorTOKYO LIFEのオフライン+オンラインショップでの購入をオススメします。
冬の小物、インプレ
WINTER CAP
オススメ度:★★★★
耳の冷たさは手足の次に辛い真冬のライドですが、それを防いでくれるWINTER CAP。\8,580-
感動したのは、各場所によってレイヤーが分けられていて頭皮の汗を書きやすい部分は薄く、耳の部分はしっかりと防寒素材なので5℃前後でもまったく寒くない。
また、折り畳みやすく軽いのでちょろっと持っていく、外してしまっておくのON/OFFが簡単にできるのも◎。
全体的に厚さがそこまでないので、ヘルメットの邪魔にはならないかとは思います。
見た目が非常にダサくなるのが難点なのと、After shockzのような骨伝導イヤホンは使えないかな。
それでも、ファーストインプレッションとしてベストフィットだったのには驚きました
WINTER GLOVES
オススメ度:★★★★
初冬~真冬用の防風素材グローブ。体感13-8度程度の冬の日中ライドまではいける感じです。\14,080-
手を入れた時のフィット感、シフトレバーを動かすときの押しやすさは抜群です。クッション性も程よい。スマホ画面もいじれます。
ただ、5℃まで対応可能だとか、0℃までいけるとレビューしている方がいらっしゃいますが、個人的には単体運用ではそれはかなり難しいと感じるものの、ハードライドや手汗をよくかく方は5℃等でもいけると思います。
吸汗速乾性は大分いいので、尾根幹みたいな往路で追い込んだ時に上りのシーンで汗をかいても復路の下り基調でそんなに寒さを感じる事もない。
この上のULTRAZ WINTER GLOVES では少し暑いし厚いなんて方や、わざわざそんなもん高くて買えるかという方にはSPRING FALL LINER GLOVES グローブインナーとWinter glovesの併用をお勧めします。
売り切れ続きで私はこのインナーグローブを購入できていないので、ファイントラックのインナーグローブと併用していますが、7℃曇り程度の真冬の寒さ程度でしたらまあ文句なしです。(ファイントラックのインナーグローブは超薄手で保温性については空気の層ができる以外にはない。正し、物凄い吸汗速乾性)
一番よくない点は、何故か最初タグがグローブの中に陣取っていてこれが非常に邪魔な事。特に、切り取り線で切り取ると今度余った部分が手にあたって非常に不快感がある。
わざわざ根本から糸きって外しましたが、切っちゃいけない糸を切るんじゃないかとびくびくしていました。
直接肌に触れるところにやたら長いタグを配置しないで頂きたい。
ULTRAZ WINTER SOCKS
オススメ度:★★★★★
市場で最も冬のライドに適したサイクルソックスだと感じています。最高峰の吸汗速乾性と保温性で、人によってはシューズカバーを不要にするほどの性能とも。
一体感があり、その割には締め付けはきつくないので、そもそも靴下を履くことそのものが好きじゃなくても違和感を感じないのではないでしょうか。
布の厚さも抑えられているので、靴の中で違和感は感じません。
作り的には、つま先の部分は特に二層になっているような感じで、ライドが終わった後に触ってみても外側は少ししっとりしているものの、中側は暖かくまるで濡れていない感じでした。
約1年以上、2シーズン真冬を過ごしていますが基本的な部分では文句ないです。ただ、寒がり的には性能がもっと上がるならうれしいところ。
金額もソックスにはしては高いけど、ASSOSにしては安い4000円。プレゼントや終わらない靴下探しをするよりASOSSで決めたほうが幸せになれる気がします。
WINTER BOOTIES
オススメ度:★★★
冬用ウィンターシューズカバー。チャックがないので、雨天時用ゴム製シューズカバーの様に履くのが特徴。\14,080-
正直、これに関しては今のところ激押し!って感じではないです。
こちらもかなり薄く「これ本当に暖かいのか・・・」と、薄くて高機能なASOSSウェアを見慣れた私でも相当に不安になるシューズカバーです。
私がこのシューズカバーを購入した理由は、「Pual Izumi 5℃対応シューズカバー+SHIMANO RC7ビンディングシューズ+ASSOS ULTRAZ WINTER SOCKS」の組み合わせで7℃前後曇り下でのライドに苦痛を覚えたため。
似たような条件でテストしましたが、まあいいんじゃないかな?っていう程度なので、靴下の時ほどの衝撃は得られず。
ちなみに、裏起毛ではありません。薄くて持ち運びしやすい点は凄くよい。
また、こちらもまだ試せてはいませんがどうしてもこれでも寒さをしのげない時は、このシューズカバーの上に春秋用トゥカバー SPRING FALL TOE COVERS G2をかぶせると良いそうです。
EQUIPE RS SCHLOSSHUND EVO RAIN JACKET
オススメ度:★★★★★
こちらはWINTER用というわけではないですが、お高めなウィンド&レインウェア。実に\52,800-と高額ながらも、一年以上使ってみて様々なシーンで大活躍。
冬のライドの最初、体が温まるまでに着ておいてもよし!突然な雨にもよし!ダウンヒルにもよし!といった具合です。
勿論、ここまで高額のものはそうそう必要ないかもしれませんが相当軽く、レインウェアも兼用しているにも関わらず丸めてバックポケットに収まる取り回しの良さは常用する上では外せない要素。
とはいってもそこまで綺麗に小さく纏まるわけではないので、ジャージによってはバックポケットに収まらないかもしれませんが、メンズSサイズであれば入るのではないかと。
耐水圧17,200mmというカタログスペックは普通の雨(水圧1000mm程度)で70km/hでの走行くらいなら耐えられるイメージです。
完全にシャットアウトするというよりは、すこーし中がシメるけどウェアは濡れないよといった具合。透湿性も良好。
また、ライド姿勢様にフィッティングされているので普通に着る分にはかなりタイトですが、前傾姿勢の間は何の問題もないような作りになっています。
着た状態でもバックポケットへアクセスできる点もよし! 私みたいにセールで購入できるのであれば必ず手に入れたい一品。
SPIDER BAG G2
オススメ度:★★★★
こちらもWINTER用ではございません。というか何故かCLIMAコードが1/3で振ってありますが、要はサイクリング用バッグなので特に関係なし。
何故これをオススメするかというと、やっぱり冬は着替えとか持って行った方が一番気温の変化に対応できるので。
重量93g、容量3Lと小さめですが、サドルバッグを使いたくないシーンで活躍します。バッグ自体もたためてバックポケットに入れられるサイズに。
大体ウェアで3Lですと、上記のASSOSレインウェア+クラフト製インナー+靴下+冬用厚手グローブなんかはきちんと収まります。
着るバッグという売り文句なだけあって、ドイターやシマノの大きいバッグとは違い、フィット感や一体感の部分では文句なし。
夏だと、コンビニで売ってるカチ割り氷の袋が入るので暑さ対策にも有効です。
値段が高いのだけ結構ネック。\24,200-。
インプレ総括
全体的に高額なASSOS製品の中でも、まだ比較的手を出しやすい小物たち。是非これを機会に検討してみていただければ!
-
前の記事
ディスクブレーキモデルロードバイクの取り扱いについて 2021.01.13
-
次の記事
サイクリストが抱える「スマートウォッチ」の悩み徹底検証 2021.01.29