Apple watch SE レビュー ~果たしておもちゃの領域を脱出できているのか~

Apple watch SE レビュー ~果たしておもちゃの領域を脱出できているのか~

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前回、「サイクリストが抱えるスマートウォッチの悩み問題」という記事を書かせていただきました。

僕自身、かなり購入を悩みましたがAppleが「24回払い無金利キャンペーン」を実施していたので物は試しと購入。
今回はざっとインプレする事にします。

Apple Wacthに期待していたこと

そもそも人間がお金を出してものを購入する・・・にはいくつかの動機があります。マーケティング的にいうのであれば「ジョブ理論」と呼ばれるもので

機能的側面・・・片づけたい用事・項目がある。所謂ソリューション。マイナスを0やプラスに傾かせる、ある種根源的なお金の使い方。
情緒的欲求・・・どう充実したいか・どう見られたいか。承認欲求や自己満足等、更にプラスに傾かせる、成金的なお金の使い方。

が大雑把に分けての二つです。

 

さて、腕時計という枠に収めた場合、特段②の情緒的欲求に傾くことが大半でしょう。時間なんて今スマホか携帯でわかるわけだし、時間知りたいだけなら安物でもいいし。

これをスマートウォッチという枠まで拡大させた場合、①とも②とも言える。
例えば、ヘルスケアに気を使わないと自分が痛い目に合うけどズボラでやる気がでない。なんとなく少し動いただけでやった気になってしまう等。

「見える化」「データ化」なんていうのは、①にも②にも訴求性があるので顧客ウケがいいわけです。
データに求める機能的側面は、より自分の行動・体調に理解が深まる。情緒的欲求はなんかかっこいい、と。

さて、色々小難しい事語りましたが、私は完全に①と②の複合・・・折角サイコンでなんとなく身体能力が可視化されているのだから、これを日常の範囲まで広げてみたらどうなるのだろうか・睡眠や運動量でQOLは上がるの?の部分の理解促進と管理といった理由での購入動機です。

その中で、ガーミンやFibitといったスマートウォッチに比べApple Watchを選んだ理由は

Apple Pay機能は優秀。Suicaだけではなく、PASUMOで定期を使えるのは最高。
・iPhone&Air Drop proを使っている事を考えると、相性のいい機種を選びたい。(Air pods Proのノイズキャンセラーマジで優秀)
・将来的に飽き足り上位機種が出た場合、下取りしてもらえる(スマホ側の頭金としても活用化)
・Appleとガーミンであれば会社としても規模・体力・開発力・政治力が段違い。アプリケーション単位で機能拡充できるのであれば、アプリストア持ってる方がそりゃ有利。
サイコンを今後もガーミンを使い続けるとは限らない=ガーミンコネクト卒業する可能性も考慮。スマホメーカ変更より確度が低い可能性がある。
・バンドの種類が沢山あるので、シーンにあったおしゃれ活用はできそう
・どうせそこまではスポーツ側に傾倒できない(みんなどうやって時間作ってるの・・・。仕事と家事で手一杯だわ。)
・そもそも色々調べてもスマートウォッチそのものが「おもちゃだろ」っていう感想

といった理由です。(Apple Watch VS Garmin Watchについては前回記事参照)

Apple Watch SEレビュー

外観

かっこいい。敢えて時計の枠にとらわれない四角形状は高評価。少し外観とは違いますが、スマートウォッチ特有のデジタル文字盤もカスタマイズでき、手探り感が面白い。

スポーツベルトも見た目も使い心地もさっぱりしていて良き。ただデジタルの文字盤が異様に見にくい、というか脳みそに時間が入ってきにくいのが難点。

Apple Pay機能

便利。改札前で焦燥感を感じない。何も起動させずに腕をかざすだけというのは近未来感ありますよね。後自販機でも使える。
今までカードタイプのパスモだったので、ウォレットで補充できるのは感動しています。
定期も使えるようですが、リモートワークで週1くらいしか出勤していないのでそのあたりは掴めず。

Air pods連携

凄く便利ってわけじゃないですが、ハブ機能としては優秀。軽いランニングする際にはよさそう。

電池

正直、意外と持つなという印象。お風呂にゆっくり入っている間に充電しておけばいいので、特別気にならない。
というか、これに関しては長持ちする分には勿論いいのだけれども、ずっとしてると肌に悪影響与えそうなのでむしろ定期的に外していきたい。

データベースソフト「ヘルスケア」との連携やスマホアプリの多様性

悪くはない・・・がヘルスケア自体はうまいこと分析してくれる機能がないので、オールインワンや解析面を考慮すると圧倒的にGarminデバイス×ガーミンコネクト単体の方がいいと思う。
ストレス値やボディバッテリー、機種によってはVo2maxなんてのも測れて・分析できてよりスポーティーでリアルっぽい身体データを取れるし。
また、カレンダー表示になっていないので、過去のものを一日ずつ見るには向いていない。あくまで、トレンドグラフで見るって感じ。

しかし、心拍は「Heart Rate」で、睡眠は「Auto sleep」で、と有料アプリですが連携や分析が可能だし、OMRON CONNECTやどこかのアプリのデータをガーミンコネクトにもっていきたいとなった場合、My Fittness pal経由での連携が必要だったりする。
まあこの当たりはどこのスマートウォッチもデータベースも一緒だとは思うが、データ貯蓄や各アプリへのINPUT/OUTPUTだけであればヘルスケアは割と優秀かも?
一応Vo2maxも計測できます。ただしこれは、AppleWatchのアクティビティ機能を使って計測しないとダメ。

サイクリストとして使うとなると、一番の問題を上げるのであれば、ヘルスケアそのものがガーミンコネクトやストラバとあまり相性が良くないのか、データの保管がおかしい印象を持ちます。このあたり、半年くらい使い込んでみたい。※ガーミンコネクトに格納されている、ワークアウト心拍データが何故か同期しない。

ちなみに、ガーミン等の俗称乳バンド(心拍ベルト)はBluetooht機能も搭載しているので、Apple Watchと連携可能です。その為、本当に面倒だけど一応Apple Watchも持っていけばワークアウト中の心拍数も見ることができる。

色々な所で、ガーミンに比べるとAppleはUIがごちゃついちゃってる、という意見を見ましたがその通りかと。

やはりシームレスな運用を目指すとなると、スマートウォッチ&管理アプリ市場シェアが影響してくる点だと思います。
マーケティングの基本は利益を稼げそうなところに介入するのが前提なので、ニッチ市場をあえて狙いに行く企業は少数。
大手企業は原則、大手市場の需要からみたすものですし。その為Appleの影響力の強さが今後活きてくるのではないか。

今後もAPI連携や拡張性、アップデートに更に期待していきたいところ。

その他いいところ悪いところ

いかんせん、ちょっと便利な時計感は否めない。何分、SEモデルは拾得可能なデータに限りがある。(6は心電図・常時文字盤表示・血中酸素飽和濃度の機能がある)
個人的には、人とガンガンか関わるようなビジネスマンやナンパ師であれば通知確認・音楽・Suica等十二分に有効活用できそうだけど、比較的自己の世界に埋没するのであればガーミンの方がいいかもしれない。
おじいちゃんも昔はガンガン女の子に営業をかけたものなんだがのう。。。

また、電池の持ちもGarminに比べて悪いので充電を意識しなければいけないのはストレスかも。

とはいっても、パッと見でわかる外観は一つ人との話題にもなりやすいし、お店のレジでのAir podの弱点を補えたりするのは花丸を上げたい。
後地味にどのアプリを使ったら面白いか、目的を達成できるかを考えるのは理系的にはある種Goodかもしれない。暇を満足につぶせるのはおもちゃに求めている最大のポイントだし。

個人的に面白かった要素として、料理してる最中にフライパン振ってたら「ワークアウト中ですか?」って表示が出たところ。料理って結構体力いるもんね、全国のお母さんに乾杯。

スマートウォッチ市場に今後期待したいこと

冒頭に語らせていただいた、①機能的側面・・・つまりソリューションというには全体的にあまりに連携不足・パワー不足な印象がある。

このあたり、バッテリー技術やCPUチップの性能向上と比例するものなのだろうが、5年後に期待といったところ。
現状、ちょっと便利なおもちゃ時計の範疇を大きく超えるものではないんだろうなという判断でした。

中国製ではあるものの、体温測定もできる機種があるのだし、是非そういった所もコロナ禍であるなし関係なしに考えて行っていただきたいのと、血中酸素飽和濃度や心電図機能がSE2とかで使えるようになってるといいですね。

色々書きましたが、まあどのブログ様でも自分が最近買ったものがいい!という形なので、どちらを選んでも一定の満足と一定の後悔・悩みはぬぐえないのでまずはえいやっで購入してみてください。どっち買ってもどっちかにない機能に恋焦がれることになるはずです。